業務用…生餡
国内最高級の北海道産の原料をはじめ、弊社の原料は国産が中心です。輸入物は国産にない特徴が必要な場合のみ取り扱っております。また産地だけではなく、品種にもこだわっております。北海道産の小豆は大きく分けて「エリモショウズ」と「キタロマン」があります。最近は病気に強く栽培しやすい「キタロマン」が増えていますが弊社では、独自の味覚テストで風味が良いと判断した「エリモショウズ」を使用しています。
弊社で取り扱う業務用生餡
- 粒生餡
- 業務用として幣社でもっとも幅広く取り扱っている商品です。使用原料・・・北海道二等小豆
- 並白餡 (漂白)
- ミャンマー産のバタービーンはくせがなく、フルーツ餡など混ぜ物をする場合に最適です。使用原料・・・バタービーン(ミャンマー産)
- 特白餡(無漂白)
- 赤みがかった白で煉り切り等に好まない方もいらっしゃい ますが味は最高級です。無漂白の絹手亡※1で饅頭、焼菓子等に最適です。混ぜ物をする場合も、栗餡・芋餡との相性は抜群です。使用原料・・・北海道産二等大手亡(インゲン豆)
- 特赤こし生餡※2
- きめ細かい品のある 藤色でとても風味があります。口どけがいいのも特徴です。使用原料・・・北海道二等小豆
- ※1 「絹手亡」は 「姫手亡」、「雪手亡」よりも粒が大きく、あん色が白く明るめです。また食感も滑らかです。
- ※2つぶ餡の場合は、いい小豆を使わないと煮えムラが出来るので、どこでもある程度のレベルの小豆を使用します。一方こしあんの場合は見た目では小豆のよしあしは分かりません。しかし幣社では、こしあんの場合でも、つぶ餡と同じ品質のよい小豆を使用しています
- ※弊社では上質の国産小豆を使用した商品を中心に販売しております。中国産煉餡小豆など低価格品の取り扱いはしておりません。
冷凍生餡
小豆の等級について
小豆の等級の基準や価格差、等級ごとの出荷量
等級は、農産物検査法に基づく農産物検査規格のうち「規格その2」の分類です。主に整粒率による分類です。
小豆・菜豆では、整粒率の最低限度は1等が90%、2等が85%、3等が65%、それ未満は規格外となります。但し、整粒率が基準を満たしていても、粒の色や張り等の“形質”といわれる見栄えが不十分だと等級が下がります。
価格は、1等を基準(建値)として、豆の種類ごとに協定歩引きが決められており、等級が下がるごとに建値からその分差し引かれた値段となります。
但し、小豆や菜豆では、法律上検査が義務づけられておらず、実際の流通上ではいずれの出荷元も自主検査で2等に調整して出荷しており、1等や3等はほとんど出回りません。等級とは別に、出荷業者独自にどこまで厳しく調製したかによって、販売銘柄を設定して価格を独自に設定し、出荷しているものもあります。