小豆の効用
餡の原料となる小豆など豆類は栄養の宝庫です。 小豆を煮て食べたり、その煮汁を飲むと脚気(かっけ)や腎臓、腫物(はれもの)に 効果があるとはよく聞く話ですが、漢方医学では現在でも脚気(かっけ)、黄疸(お うだん)、下痢、便秘、腫物(はれもの)や湿疹(しっしん)を治すため食事療法に 利用されています。
栄養成分としては、質のよいたん白質を多く含んでいるほか、血中コレステロールを 下げる働きのあるリノール酸やリノレン酸、老化を防ぐビタミンとして注目されるビ タミンE、不足すると脚気や神経炎を引き起こすビタミンB1とB2、ほかにビタミン B6、炭水化物の代謝に必要で不足すると皮膚炎などの原因となるナイアシン、アミノ 酸、ミネラル類、カルシウム、リンの他、血圧を下げるといわれるカリウム、それに マグネシウム、鉄など現代人に不足といわれる栄養素を豊富にバランスよく含んでい ます。
食物繊維もいっぱい
食物繊維もいっぱい! 食物繊維は消化酵素で分解されない未消化成分で分子レベルの微小な物質ですが人体 にとって大事なものとされています。 可溶性(ペクチンなど)と不溶性(セルロースなど)があり、腸のぜん動を助け、消
化過程全体の調節に重要な働きをしており、大腸ガンの予防や糖尿病にも効果がある といわれています。 食物繊維は、餡の原料となる豆類や和菓子によく使われる寒天に豊富に含まれていま
すので、和菓子を食べると自然に食物繊維を摂取することができます。
砂糖の甘さも健康には必要!! 砂糖は甘いだけではありません。 ほとんど純粋な炭水化物で、身体に必要なエネルギー源や、脳や神経のエネルギー源
であるばかりではなく、脂肪を燃やしてエネルギーにかえるという重要な役割をはた しています。 バランスのとれた食生活のためには砂糖は欠かすことのできないものなのです。
餡子を食べると美人になれる
餡子を食べると美人になれると言われますが、それは次のような理由からです。
- 1.便秘改善
- 豊富な植物繊維が、おなかの掃除をしてくれます。
- 2.むくみ改善
- サポニンと言う栄養素がむくみを改善します。
- 3.ダイエットにも効果あり
- 糖質をエネルギーに変えるビタミンB1を含んでいます。
- 4.貧血予防
- 女性に嬉しい鉄分を含んでいます。
- 5.アンチエイジング
- 小豆に含まれるポリフェノールは、アンチエイジング効果があります。
- 6.集中力の向上
- 砂糖を加え、餡子にすることで集中力を高める糖分を得られます。